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19.リーディングで探し物を見つけることの考察

ヘナチョコ神秘学概論

探し物が見つかった!

 この月刊ヘナチョコ神秘学概論をご購読の方は、だいたいご存知だとは思うのですが、私は『京都タロット宙のメサージュ ®(以下『京タロ』)』というタロットカードを考案・製作販売しています。構想期間も入れると十年を超える大作です。

 現在、数名の方にお声がけして、集中LINE講座なるものを始めていることもあって(現在、試用期間です)、今までより多くの時間を京タロと過ごしている日々。今更ですが、タローイング(造語:京タロによる自己対話)&リーディングの精度を上げようと思うのなら、京タロに親しむだけなのだと再認識させられております。(王道✨)

 親しんでいる間に、直感が磨かれ、神秘的感性が開いていく…🌸受講者の皆様を拝見していると、活かされているな〜すごいな〜と思う毎日です。

 私の方も連動して、ますますヘナチョコ直感が堂に入ってきまして、ついにというべきか、必然的にというべきか、京タロを使った「失せ物探し(要するに、落とし物を探す)」という術(ワザ)を編み出し、受講者の方を相手に見事成功✨6年前に失くしたという落とし物を発見するに至りました✨スゴーイ✨

 そして、このワザを言語化している只中なのですが……結局は、京タロと親しむことのみというオチになりそうなのです。(逆に「親しむだけでできる」とも言える)

 ある意味、人間関係と同じで、相手と永く付き合うと、その人特有の「クセ」がわかるようになり、言葉になっていない方のメッセージが読み取れるようになる……ということがありますよね。

 むしろ、そんな背後の というか、行間の言葉の方が、実は強いメッセージを発しているものです。

 ということを(ご存知のように)、この月刊誌では、終始一貫して「惑星パラダイムシフト」の観点から述べております。

行間を読むとは

 今、述べた「感性が豊かになってくると、行間(ここでは◉と表現します)が読み取れる」話は、パラダイムシフト的には、こうなります。→「自分の中の言葉と共振を起こしたもの(=◉)が浮かび上がってくる」と。言葉を発した時に、言葉自体はその人のものかもしれませんが、本当の意味で、行間◉しか共有しえないのです。

 もうちょっと噛み砕いてたとえますと、よくある男女の例として「あなたがきらい」という言葉。言葉だけを取ると、あなたは嫌われています(笑)。しかし、「あ◉な◉た◉が◉き◉ら◉い」の◉の部分で、「ほんとは好きなのに、もう!」と言っているのが本音の場合もあります。ややこしぃ🤣

 しかし、この「裏メッセージ・行間や空気が読めた」ことも、あなたの中に、そもそも◉がなければ、何も感じなかったでしょう。言葉は、ただ言葉として浮遊して、消えていくだけになります。

行間◉の変容期

 ヘナチョコ神秘学的には、ここからが面白いのです。現在、◉の質が、昔とは、まったく変わってきているから

 「世代差」を想像してほしいのですが、世代が違うと「何を言っているのか、さっぱりわからん」ということがたびたびありませんか? わたしはめっちゃあります。笑 特定の世代特有の言語。その世代に特化して共有されるような。

 その他、特定のコミュニティー間にしか伝わらないというものも、よくありますね。その象徴が「専門用語」なのでしょうが、本質は、そのコミュニティー間にある◉と同じ部分が、自分の中にもあるので、専門用語を通じて、自分の中で響くのだろうと思います。

 実際に交流するのは、言葉というより「◉」の方ですから、そもそも共通の◉がない者同士は、通じ合うことがありません。残念😁

 そんなことを考えると、言葉に寄らない交流が、これからだんだん増えてくるような気がします。人が、もっとテレパシックになる。本来、交流とは「◉」だけでいいわけですから、いらんこと言わないようになってくるんじゃないでしょうかね。

 パラダイムシフトすると、「◉だけで、生きていける。いや、◉だけの方が無駄なくスムーズで、より豊かになる」と理解されてくるようになるはずで、無駄な言い訳が省略されて、◉が剥き出しになりますね。

 さあ、ここで、1話目からご覧くださっていたあなたなら、なんとなく気づかれたかもしれません。◉というのは、地球とか地上とも置き換えられて、連動しているものだと。◉の質が変わるという意味も、ここまでくると、わかる気がしませんか?要するに、◉が◉になること。これからは、同じ質の◉じゃないと、例えば同じ日本語でも、一切通じないという現象が起こり得ます。

 「行間や空気(◉)を読む」ことの大切さを、(特に日本では)よく説かれるように思います。ただ、時代が変容してきた現在、「行間◉を読む」という観点が、実は一方的だったとわかり「そもそも、どんな質の◉(行間)を持っているか」で、読めるものは読めるし、読めないものは読めない。惑星がパラダイムシフトするとは、◉が◉になることも連動していて、決して◉を読むこと自体ではない、と心得ていることの方が大切だったりします。

罪悪感という世界観の中で

 ◉の質が変わるというところを、もうちょっと掘り下げてみましょうか。

 「一概には言えませんが」という前置きをしてから始めます。私たち以上の世代の方は、行間「◉」に「申し訳ない(≒罪悪感)」の感覚を重く搭載している方が多いように感じます。

 「申し訳ない感」を持っていることが共通の安心できる認識で、その行間◉を共有するために、表面上の言葉には、さまざまなバリエーションがありますね。いかに申し訳ないと思っているか、いかに自分が悪かったか、という言葉です。

 その次元では、同じ◉を共有していることが大事なので、ほんとうに謝罪しているのではなく、安心してもらうために謝るフリをする例は、ワイドショーなどでは毎週のようにありますよね。それを見ると視聴者の多くは責めたくなるでしょう。「自分が悪いと思えよ」と。「罪悪感を持っていることで、悪いことが防げる」と信じているからです。

 しかし、新しい時代の子供たちは、観察していると、この行間◉が、だいたい◉になっており、さらにいえば◯というか、非常に希薄です。そもそも◉が「ない」場合、共振できないのですね。(器用な子はフリをしちゃうけど)

 新時代の子供たちは、自分にも人にも謝罪を求めなくなります。不都合な事象があっても、それはひととき浮かび上がり、瞬く間に消えていくという、全く質の違う行間◉を見ています。だから、不都合で泣くことがあっても泣いたら終わりで、謝罪の言葉には、あまり興味がありません。聞こえないのと一緒なのでしょう。

 私たち大人は、そんな子供たちの無垢さを、時に危険と判断してしまいます。「罪悪感を知らないと、ろくでもないことになる」と信じているからです。この不信感と罪悪感は一対になって行間◉として共有しているのですね。

 表面上の言葉はなんであれ、この行間◉の共有を重視しているものだから、その◉が、あたかも真実のようなニュースばかりに目が止まってしまうことにもなります。

 行間「◉」が、従来のままの「申し訳ない」が占めている時は、「ご迷惑になってはいけない」あるいは「私だけが幸せになるなんて」との心理が強く働くので、自分の行動を、自分自身で厳しく制限を掛けることになるでしょう。

 イキイキとした世界に飛び込むこと、自ら楽しむことを、自身で閉じてしまうのですね。ほんとうは極めてナンセンスで愚かなことなんですが、この罪悪感の世界観の中に自身を押し込めている時は、なかなか気づけないのです。

「正誤」の分離、そして統合

 では、この、にっくき罪悪感とやらを、なぜ人は固く握りしめてしまうのでしょう。

 その理由は、「間違った世界は、正さねばならない」とする観念が根底にあるからだと、私は考えています。

 ヘナチョコ…の読者さんなら、きっと、どこかで見聞きされたことのある「あなたの信じた世界を体験する」という考え方。そう、私たちは、自分の信じた通り、選んだ通りの世界を、瞬間ごとに体験しています。つまり、今、お話しした「間違った世界は、正さねばならない」と信じている人には、間違いを正(ただ)すための、間違った世界が用意されねばなりません。要するに、間違った世界を正したいという思いは、同時に、間違った(ように見える)世界を出現させてしまうのですね。

 ですから、大人たちにとって行間◉は、間違った世界を信じている状態と言えるでしょう。(その状態では、確かに罪悪感を持っていないとヤバいことになりそうですね。)

 一方、◉の「罪悪感を知らない世界」は、◉を持った人間からは、脅威に見えるでしょうが、◉か、もう◉が無くなった次元の表現では、間違い(のように見えるもの)は、現れては消えていくだけの現象に過ぎず、つまりは、単に世界を信じている状態と言えるのではないでしょうか。間違いという発想が消滅した世界です。

 罪悪感によって、悪い事を防ぐのではなく、世界を動かしている「創造」の働き、そのダイナミズムを信じているので、悪い事をする必要がありません。(自分の中の創造を優先するので、◉の世界の人は非常識であったりしますが、ここでは論点が逸れるので割愛します)

 わかりやすく言えば、◉は正誤の分離の世界であり、◉は正誤の統合の世界、ということになるでしょう。同じことがあったとしても、見え方も、行間の質も、まるっきり違うものと言えます。

カードで探し物が見つかる仕組み

 だいぶん回り道しましたが、ここで最初にお話ししたタローイング(京タロによる自己対話)で探し物が出てくる話に戻しますね。

 カードリーディングとは、行間◉を読む作業とも言えます。カードの意味自体は、「言葉」と一緒で、カードを見ればわかりますが、行間から浮かび上がってくる意味◉は、できるだけその質を◉に近づけていくことが、いわゆる「精度」が上がっていくことに繋がります。

 それを、愚直に(笑)突き詰めるところに、失せ物探しが可能になってくるのですね。ポイントは二つ。京タロと親しむことで、彼の言語を覚えること。そして、自分の中にある◉の質を変えること。

 どうやって質を変えるの?との問いには、上記の文章が、まんま答えになるかと思います。自分が、そのため(◉に変えるため)にしなければならないことは実際は何もありません。単に、どちらの世界観を採用するかというだけです。

 ◉がシフトすると、言葉(=カード)に言い訳や曲解がなくなり(もともとないのですが…笑)、そのまま聞いて、そのまま答えが出てくる(ように見える)状態になってくる…という仕組みです😊

失せ物探しの卍スプレッド

【20へ続く……】


 ▶︎なお、有料記事はこちらにて購入できます。

 

著者について

Author:mi-ke
岩倉ミケ:奇想庵主宰
京都タロット宙のメサージュ ®創始者
ヘナチョコ神秘学講師
詳細はこちら。


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