猫天使の愛と憂鬱

 11月のはじめより、猫を飼っている。  ミケなんてペンネームをつけておきながら、正直に言えば、わたしはイヌやネコの小動物が極めて苦手であった。わが家に猫がいるなんて、一年前の自分からは想像すらできなかった。    こん…

サンタの夢が醒める日

二日前のことだった。 「今年はサンタさんDSiくれるかなあ」と話す娘のそばで、夕方、夫からの携帯メール着信音が鳴った。 この時間帯は、娘宛のメールも多いので、娘はためらうことなく「パパ」と書かれたメールフォルダを開けた。…

それぞれの絶望の中で

 相違点なんて、どんなに仲良しでもいくらかは必ず存在するが、夫婦の場合、相違を感じると、妙に孤独感を覚えるものである。  「(パートナーと)いっしょにいるのに寂しい」ということは、だれにでも(とりわけ女性には)よくあるこ…

子供から大人への哲学の螺旋

 「ときどき、コトバにできひん感覚があんねん」  と、横になった娘が言った。  11にもなる娘を今さら寝かしつけをするわけではないけれど、たまにいっしょのベッドで横になることがあって、彼女からいろいろな話を聞くのは楽しい…

去年の自分よ

「七夕の短冊何枚ほしい?」と娘が聞いてきたので、 「とりあえず10枚」と言うわたし。 近親者と自分と世界の平和を小さな短冊に託す。(笑) 織姫のオブジェに去年の短冊が、そのままついていた。 娘は、去年願いの叶えられなかっ…

野性の勘

近江八幡『水郷めぐり』の手漕ぎ舟の船頭さんの話。 80分1ラウンド。この間、しゃべりっぱなし、漕ぎっぱなし、歌アリ冗談アリで笑わせてくれるお茶目な船頭さん。これがその日一日で6ラウンド。とても70のおじいちゃんには思えな…

愛は忍耐

鈍感に陥っている人が、そのうち誰かを傷つけるのは目に見えて明らかかもしれないが、第三者がそれを指摘したところで、何とかできる問題ではない。例「このままなら、キミは後悔するよ」と。 また、案じていたとおりの結果になってから…

夢見陰陽師さんに会いました。

先日、友人のNちゃんのはからいで夢見技術でも有名な播磨陰陽師さんにお会いして、梅田で3人でお茶をすることになった。 この方は、隔世一子相伝で、古来より代々…引き継がれてきた血統の方で、わたしは不勉強で恥ずかしながら今まで…

ピーマン並み 蟋蟀並み

わたしのノーミソなんて、蟋蟀と変わりません。 あまり大したことを考えてはいません。 クヨクヨするだけ人間です。 だから、ピーマンのように蟋蟀のように、なれただけ大らかです。 それでは痴人ぢゃあないかって? …ええ、そうか…

オーガスタ女神

夫が録画していた全米マスターズで、イメルマンがグリーンジャケットを羽織るところを二人で見る。強いメンタリティと美的なフォームと妖精の悪戯を、同時に一気に見物できるオーガスタは魅力的だ。 だれが穫っても可笑しくないくらい高…